プロフェッショナルからハイアマチュアまで、どんな被写体にもフィットする理想の単焦点レンズ。それが「ソニー FE 35mm F1.4 GM」です。
本記事では、FE 35mm F1.4 GMレンズの強み、潜在的な課題、そしてその活用法まで余すことなく解説します。購入を検討している方、すでに手にしているが使いこなせていない方、必見の内容です。
FE 35mm F1.4 GMとは?

FE 35mm F1.4 GMは、ソニーのG Masterシリーズに属するプレミアム単焦点レンズです。35mmという画角は、スナップ・風景・ポートレートと用途が非常に広く、F1.4の明るさにより、低照度でも安定した撮影が可能です。
主な仕様:
- 焦点距離:35mm(フルサイズ対応)
- 開放F値:F1.4
- 重量:約524g
- フィルター径:67mm
- 最短撮影距離:0.27m(AF時)、0.25m(MF時)
なぜポートレートに35mmが有利なのか?

従来のポートレート撮影では50mmや85mmといった中望遠レンズが一般的とされてきました。しかし、近年「距離感のあるポートレート」や「環境ポートレート」の人気により、35mmを選ぶプロが増えています。
35mmの優位点:
- 背景を程よく写し込み、“人と場所の関係性”を描ける
- 被写体との距離感が自然:ストリートでも親密さを失わない
- 被写体だけでなく、文脈や雰囲気まで表現可能
POINT:
35mmなら、モデルと背景のストーリーを同時に語れる。
→まるで映画のワンシーンのようなポートレートが可能。
圧巻の描写力と至高のボケ味

本レンズの真価は何と言ってもその「描写力とボケの両立力」です。
✔ 高解像特性
中央部だけでなく周辺でも高い解像性能を誇り、ディテールが鮮やかに再現されます。特に開放F1.4でもほとんど収差が目立たず、シャープかつ自然な画質は上位競合を凌駕します。
✔ ボケの美しさ
11枚羽根の円形絞りにより、なめらかで自然なボケが生成され、前景・背景どちらも美しくぼかすことが可能。
夜のイルミネーションを背景にしたポートレートは、まるで光が溶けるようにボケてくれる。幻想的で他のレンズでは出せない質感。
弱点とされる特性とその対処法
FE 35mm F1.4 GMは完璧に近いレンズですが、いくつかの改善ポイントも存在します。特に指摘されているのは、以下の2点です。
❶ 周辺減光
- 現象:開放で撮影すると画像の四隅が暗くなる
- 対処:F2.0以上に絞る、またはポスト処理で簡単に修正可能
❷ 歪曲収差(ディストーション)
- 現象:建物など直線的な被写体で歪みが発生
- 対処:カメラ内補正ON、もしくは現像ソフトでの自動補正で即解決
さらに一部ユーザーからは「味のある映像効果」として活用されており、必ずしもマイナスに捉える必要はありません。
応用テクニック:ブラックミストフィルターで雰囲気写真に進化
▶ おすすめアイテム:Kenko ブラックミスト No.05/No.1
このフィルターを組み合わせることで、柔らかいフレア感やコントラストの抑制によってドラマチックなトーンを演出可能。作品の雰囲気づくりとして、意図的な逆光撮影との相性も抜群です。
撮影シーン別おすすめ活用法

このレンズは単なるポートレート用に留まらず、様々な用途に最適化されています。用途別の具体的な活用例を紹介します。
スナップ撮影(街角/旅先など)
- 小型軽量で取り回しが良いため、持ち歩きに最適
- 被写体に寄れるので、日常の一瞬を美しく切り取れる
風景写真
- 解像力を活かしたディテールの描写
- F8〜F11で撮影することで広範囲にピントを合わせた描写が可能
動画撮影
- 滑らかなフォーカスブリージング対策がされており、プロ仕様の映像制作にも対応
- AF/MF切替スイッチ付きで瞬時に操作可能
このレンズが提供する “創造的自由” の価値とは?

このFE 35mm F1.4 GMは、技術的に優れているだけではなく、写真家に「創造的な選択肢」と「自由な表現力」を与えるツールです。
✔ ワークフロー全体を通して信頼できる性能
✔ “撮影者の視点そのもの” を映し出すレンズ
✔ 補正前提ではなく、描写で勝負できる数少ない一本
まとめ:買いか否か?
✅ 35mmという画角に興味がある
✅ 一眼で本格的に写真表現を向上させたい
✅ 高品質なボケと誇張のない自然な描写を求めている
これらに一つでも当てはまるなら、「FE 35mm F1.4 GM」は間違いなく“買い”です。
この1本を手にすれば、撮影の視野も、表現の幅も間違いなく広がるでしょう。
もし迷っているのであれば、あなたの「視点」と「感性」を信じて、一度手に取ってみてください。写真は技術だけでなく、想いと感性です。それを最大限に引き出すレンズ、それが、このFE 35mm F1.4 GMなのです。
メーカー公式製品ページ
https://www.sony.jp/ichigan/products/SEL35F14GM/index.html
カメラレンズは買うよりレンタル?
失敗しない選び方とおすすめサービス

「気になるレンズがあるけど高くて手が出ない…」
そんな悩みを抱えている方は多いはず。
でも実は、カメラレンズは“購入”よりも“レンタル”のほうが賢いケースがたくさんあるんです。
この記事では、初心者〜中級者の方が失敗せずにレンズをレンタルするためのコツと、おすすめのサービスをご紹介します。
旅行やイベントで「この1本があれば!」という理想のレンズを、もっと身近に楽しみましょう。
なぜカメラレンズはレンタルがお得なのか
高性能レンズは10〜30万円以上するものも多く、大きな負担です。
レンタルなら、必要な期間だけ低価格で利用できるため、
「使う頻度が少ないけど、一度は使ってみたい」という願いも叶えられます。
さらに、購入前にレンタルで試すことで「思ったより重かった」「画角が合わなかった」などの失敗を防げます。
初心者がレンタルで試すべきおすすめレンズ
- 広角ズームレンズ(旅行・風景撮影向け)
→ 広い景色や室内でも迫力のある写真が撮れる - 単焦点レンズ(50mm / F1.8など)(ポートレート向け)
→ 背景を大きくぼかして被写体を引き立てられる - 望遠ズームレンズ(運動会・野鳥撮影向け)
→ 遠くの被写体もくっきり撮影できる
レンタルなら、この3種類を用途に合わせて使い分けられます。
レンタル利用の流れと注意点
多くのレンタルサービスは、以下の流れで利用できます。
- ネットで予約(在庫・貸出日を選択)
- 宅配で受け取り(往復送料無料のサービスも多数)
- 使用後に返却(同梱の返送用伝票で簡単)
注意点としては、破損や紛失時の補償を必ず確認しましょう。
保険が付いているサービスを選ぶと安心です。
初心者におすすめのレンタルサービス
特におすすめはAPEXレンタル。
筆者も何度もお世話になっています。
- 最短当日発送
- 往復送料無料
- 初心者にもわかりやすい商品説明
- 保険付きで安心
「買う前に試す」「旅行だけ借りる」どちらのニーズにも応えてくれます。
まとめ
カメラレンズのレンタルは、
- 高価なレンズを低コストで試せる
- 用途に合わせて複数のレンズを使い分けられる
- 失敗しないレンズ選びができる
というメリットがあります。
これからレンズ選びを始める方も、まずはレンタルからスタートしてみましょう。

どうしても新しいレンズが欲しい場合
自宅に使っていないレンズが眠っていませんか?
特に人気メーカー(Sony、Canon、Nikon、SIGMA、TAMRONなど)のレンズは、中古市場でも需要が高く、状態が良ければ高価買取が狙えます。
使用感があっても、希少モデルや人気焦点距離のレンズは意外な値段がつくことも。
昔は店舗に持ち込むしか方法がありませんでしたが、今は宅配買取が主流。
申し込み後に送られてくる無料の梱包キットにレンズを入れて送るだけ。
査定結果はメールや電話で確認でき、納得すればそのまま振込が行われます。
ほとんどのサービスでは無料査定に対応。
見積もり額が気に入らなければ無料で返送してくれるので、損をするリスクがありません。
私は数年前に購入した単焦点レンズをほとんど使わずに保管していました。
新しいズームレンズを購入したことで出番がなくなり、「いつか使うかも…」と先延ばしにしていたのです。
しかし、調べてみるとそのレンズの買取相場は少しずつ下がっており、発売から3年以内の今が売り時だと判断。
ネットで見つけたカメラ買取おすすめランキング上位の宅配買取サービスを利用しました。
結果、予想より1万円以上高い査定額が提示され、そのまま売却。入金も翌日には完了し、その資金で新しいミラーレス用レンズを購入できました。
「もっと早くやっていれば、さらに高く売れたかも…」と思うと同時に、行動して良かったと感じています。
レンズを高く売るコツ
売るタイミングを逃さない
新モデル発表前やシーズン前(例:春の入学・卒業シーズン、夏の旅行シーズン)は需要が高まり、買取額が上がる傾向にあります。
付属品を揃える
元箱、レンズフード、キャップ、取扱説明書などを揃えると査定額アップにつながります。
レンズをクリーニングしてから送る
簡単な清掃だけでも見た目の印象が良くなり、評価が上がります。
レンズは「使わない」と思った瞬間が一番の売り時です。
保管しているだけで価値は下がっていくので、まずは無料査定で現在の価格を確認してみましょう。
送料も査定料も無料、キャンセルも可能なのでノーリスクです。
私も実際ここので何度も買取でお世話になっています。
あなたも眠っているレンズがあればぜひ無料査定をしてみるのがおすすめです。
