APS-C用Eマウントレンズの中で、発売から長い年月が経っても評価が落ちない“異例の存在”があります。
それが Sonnar T* E 24mm F1.8 ZA です。
筆者が写真を撮り始めてすぐに買って修行していた時のレンズです。
まだGMはもちろんのことGレンズもなく、ZEISSの最初の1本目。
当時こんなにも綺麗に撮れるレンズがあるんだとすごく驚いた記憶があります。
発売からかなりたっても、単なる“古い名玉”ではなく、今でも実用の第一線で選ばれるレンズです。
本記事では、既存レビューの情報を整理・検証しながら、
- 現代のα6000/α6700世代でも通用するのか
- 他の人気単焦点(Sigmaなど)と比べて本当に選ぶ価値があるのか
- 長く使える一本として信頼できるのか
といった“購入前に本当に知りたいポイント”を、実用目線で深掘りしていきます。
Sonnar T* E 24mm F1.8 ZAの基本スペック

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 焦点距離 | 24mm(35mm換算:約36mm) |
| 開放F値 | F1.8 |
| レンズ構成 | 7群8枚(非球面+ED) |
| 最短撮影距離 | 0.16m |
| 最大撮影倍率 | 0.25倍 |
| フィルター径 | 49mm |
| 重量 | 約225g |
| AF | リニアモーター |
| コーティング | ZEISS T*コーティング |
換算36mmという“万能すぎる画角”

このレンズ最大の魅力は35mm換算36mmという絶妙な焦点距離です。
これは、
- 広すぎない(歪まない)
- 狭すぎない(情報量が足りる)
- 人物も風景も自然
- スナップに最適
つまり、人間の視覚に近い“準標準”。
50mmより扱いやすく、28mmよりも主題が整理しやすい。
この自然な遠近感が、写真を一気に“作品っぽく”してくれます。
実写性能レビュー|なぜ“ZEISSらしい写り”と言われるのか

開放F1.8から安心して使える解像力
多くの単焦点は、
- 開放 → 甘い
- F2.8〜 → 本領発揮
という性格ですが、このレンズは違います。
F1.8からすでにシャープ。特に中心解像は非常に高く、
- 子どもの肌の質感
- 街の細部
- 建物のエッジ
が自然に浮き上がります。
「開放が使える」というのは、実際の撮影では想像以上に大きなアドバンテージです。
T*コーティングによる立体感

ZEISSレンズ特有の特徴がマイクロコントラスト(微細な階調)です。
これは単なるシャープさではありません。
- 被写体の立体感
- 光のにじみの美しさ
- 階調の深さ
が加わることで、JPEG撮って出しでも“完成度が高い写真”になります。
ボケは主張しすぎず、極めて自然

最近のレンズは「とろけるボケ」を強調しがちですが、このレンズのボケは方向性が異なります。
あくまで主役は被写体。
- 背景がうるさくならない
- 輪郭が暴れない
- 滲みすぎない
結果として、スナップ・人物・日常撮影に最適な上質なボケになります。
AF性能|最新ボディでも問題なく使えるのか?

結論から言うと、現代のα6000系・α6700でも十分実用的です。
爆速AFではありませんが、
- 静か
- 正確
- 迷いにくい
という“堅実タイプ”。
動画用途でも駆動音は非常に小さく、Vlog用途でも安心して使えます。
最短撮影距離0.16mが生む「撮れる幅の広さ」
このレンズは意外と知られていませんが、かなり寄れます。
最大撮影倍率0.25倍は、
- テーブルフォト
- 小物撮影
- カフェ撮影
- ブログ素材
で非常に強力。
「広角単焦点なのに寄れる」ことで、1本で完結する撮影スタイルが成立します。
サイズ・重量|APS-C機とのバランスが理想的

約225gという軽さは、現代の高性能レンズとしては驚異的です。
α6000シリーズに装着すると、
- 重心が自然
- 長時間撮影でも疲れない
- 常に持ち歩ける
つまりこのレンズは“使う気になるレンズ”なのです。
高性能でも重いレンズは結局持ち出さなくなります。
このレンズは真逆です。
このレンズが向いている撮影ジャンル

✔ 日常スナップ
✔ 家族写真・子ども撮影
✔ 旅行用一本勝負
✔ Vlog・動画
✔ カフェ・物撮り
✔ 風景+人物混在シーン
特定用途ではなく、生活すべてを撮れる万能レンズです。
競合レンズと徹底比較|今選ぶならどれが正解?
APS-C用24mm前後の単焦点にはいくつか有力候補があります。
しかし、それぞれ性格がまったく異なります。
代表的な比較対象
| レンズ | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| Sonnar 24mm F1.8 ZA | 描写重視・万能型 | 長く使う一本が欲しい人 |
| Sigma 23mm F1.4 DC DN | 解像モンスター・重め | スペック重視派 |
| Sony 20mm F2.8 | 超軽量・描写控えめ | 携帯性最優先 |
| Sony 24mm F2.8 G(FF用) | 小型高性能・高価格 | フルサイズ併用者 |
Sigma 23mm F1.4との違い(よく比較される)
Sigmaの強み
- 圧倒的解像力
- 最新設計
- F1.4の明るさ
Sonnarの強み
- 写真の“空気感”
- 軽さ(約半分の体感差)
- バランスの良さ
- 色の深み
- 長時間撮影の快適さ
Sigmaは「性能」
Sonnarは「写真」
という方向性の違いです。
際に使い続けると分かる“スペックに出ない価値”

✔ 持ち出す心理的ハードルが極端に低い
軽い・小さい・写りがいい。
この3つが揃うと
「今日はこれでいいか」ではなく
「これを使いたい」になる。
写真が増えるレンズです。
✔ JPEG撮って出しの完成度が高い

ZEISS特有の色再現により、
- 彩度が過剰じゃない
- でも深い
- 人肌が自然
- 光がきれい
編集耐性ではなく、
編集しなくても成立する写りです。
✔ APS-Cの機動力を最大化できる
重いレンズを付けるとAPS-Cの意味は半減します。
このレンズはAPS-Cというシステム思想に最も合っているレンズの一つです。
弱点・デメリット
価格がやや高め(設計が古いのに)
コスパだけ見るとSigmaの方が優秀です。
ただしこれはZEISSブランド料ではなく描写思想の違いによるもの。
防塵防滴ではない
現代レンズ基準ではここは弱点。
アウトドア用途では注意が必要です。
AFは“最新爆速”ではない
スポーツ撮影向きではありません。
ただし日常用途では全く問題なし。
動画用のフォーカスブリージングは多少あり
シネマ用途なら最新レンズが有利です。
それでもこのレンズが長年評価され続ける理由

理由はシンプルです。
「写真が気持ちよく撮れる」から。
これはMTFでも測れません。
でも実際のユーザー満足度に最も影響する部分です。
このレンズをおすすめできる人

次のいずれかに当てはまるなら、かなり高確率で満足できます。
✔ 初めての“ちゃんとした単焦点”が欲しい人
→ 写真の楽しさを一気に引き上げてくれる
✔ APS-C機を軽快に使い倒したい人
→ システムバランスが最高
✔ 家族・日常・旅行を自然に残したい人
→ 画角と描写が理想的
✔ 数年単位で使えるレンズが欲しい人
→ 流行に左右されない描写
✔ スペックより写真の質感を重視する人
→ このレンズの本領
逆におすすめしない人
- 数値的な解像力を最優先する人
- 動画専用用途の人
- 防塵防滴が必須な人
- 最新設計にこだわる人
【結論】2026年現在でも買う価値はあるのか?

答え:YES(ただし用途が合えば“非常にYES”)
このレンズは最新技術の象徴ではありません。しかし、
- 重さ
- サイズ
- 描写
- 画角
- 信頼性
これらが奇跡的なバランスで成立しています。
そしてこのバランスは、新しいレンズでも意外と代替できていません。
まとめ|Sonnar 24mmは「性能ではなく完成度のレンズ」
Sonnar T* E 24mm F1.8 ZAは、
最新でも
最強スペックでも
話題性があるわけでもありません。
それでも選ばれ続ける理由は、
写真道具としての完成度が極めて高いから。
✔ APS-Cで最も自然に使える焦点距離
✔ ZEISSらしい立体感ある描写
✔ 軽量コンパクトで持ち出したくなる
✔ 日常撮影の満足度が非常に高い
✔ 長く使える“定番レンズ”
もしあなたが「写真をもっと自然に、気持ちよく撮りたい」そう思っているなら、
このレンズはスペック比較では見えてこない価値を確実に提供してくれます。
APS-Cで「長く使える単焦点」を探しているなら、このSonnar 24mmは間違いなく候補に入る一本です。
スペックの派手さではなく、写真そのものの質を底上げしてくれるレンズ。
価格以上の満足度を感じるユーザーが多い理由は、実際に使ってみるとすぐ分かります。
カメラレンズは買うよりレンタル?
失敗しない選び方とおすすめサービス
「気になるレンズがあるけど高くて手が出ない…」
そんな悩みを抱えている方は多いはず。
でも実は、カメラレンズは“購入”よりも“レンタル”のほうが賢いケースがたくさんあるんです。
この記事では、初心者〜中級者の方が失敗せずにレンズをレンタルするためのコツと、おすすめのサービスをご紹介します。
旅行やイベントで「この1本があれば!」という理想のレンズを、もっと身近に楽しみましょう。
なぜカメラレンズはレンタルがお得なのか
高性能レンズは10〜30万円以上するものも多く、大きな負担です。
レンタルなら、必要な期間だけ低価格で利用できるため、
「使う頻度が少ないけど、一度は使ってみたい」という願いも叶えられます。
さらに、購入前にレンタルで試すことで「思ったより重かった」「画角が合わなかった」などの失敗を防げます。
初心者がレンタルで試すべきおすすめレンズ
- 広角ズームレンズ(旅行・風景撮影向け)
→ 広い景色や室内でも迫力のある写真が撮れる - 単焦点レンズ(50mm / F1.8など)(ポートレート向け)
→ 背景を大きくぼかして被写体を引き立てられる - 望遠ズームレンズ(運動会・野鳥撮影向け)
→ 遠くの被写体もくっきり撮影できる
レンタルなら、この3種類を用途に合わせて使い分けられます。
レンタル利用の流れと注意点
多くのレンタルサービスは、以下の流れで利用できます。
- ネットで予約(在庫・貸出日を選択)
- 宅配で受け取り(往復送料無料のサービスも多数)
- 使用後に返却(同梱の返送用伝票で簡単)
注意点としては、破損や紛失時の補償を必ず確認しましょう。
保険が付いているサービスを選ぶと安心です。
初心者におすすめのレンタルサービス
特におすすめはAPEXレンタル。
筆者も何度もお世話になっています。
- 最短当日発送
- 往復送料無料
- 初心者にもわかりやすい商品説明
- 保険付きで安心
「買う前に試す」「旅行だけ借りる」どちらのニーズにも応えてくれます。
まとめ
カメラレンズのレンタルは、
- 高価なレンズを低コストで試せる
- 用途に合わせて複数のレンズを使い分けられる
- 失敗しないレンズ選びができる
というメリットがあります。
これからレンズ選びを始める方も、まずはレンタルからスタートしてみましょう。
どうしても新しいレンズが欲しい場合
自宅に使っていないレンズが眠っていませんか?
特に人気メーカー(Sony、Canon、Nikon、SIGMA、TAMRONなど)のレンズは、中古市場でも需要が高く、状態が良ければ高価買取が狙えます。
使用感があっても、希少モデルや人気焦点距離のレンズは意外な値段がつくことも。
昔は店舗に持ち込むしか方法がありませんでしたが、今は宅配買取が主流。
申し込み後に送られてくる無料の梱包キットにレンズを入れて送るだけ。
査定結果はメールや電話で確認でき、納得すればそのまま振込が行われます。
ほとんどのサービスでは無料査定に対応。
見積もり額が気に入らなければ無料で返送してくれるので、損をするリスクがありません。
私は数年前に購入した単焦点レンズをほとんど使わずに保管していました。
新しいズームレンズを購入したことで出番がなくなり、「いつか使うかも…」と先延ばしにしていたのです。
しかし、調べてみるとそのレンズの買取相場は少しずつ下がっており、発売から3年以内の今が売り時だと判断。
ネットで見つけたカメラ買取おすすめランキング上位の宅配買取サービスを利用しました。
結果、予想より1万円以上高い査定額が提示され、そのまま売却。入金も翌日には完了し、その資金で新しいミラーレス用レンズを購入できました。
「もっと早くやっていれば、さらに高く売れたかも…」と思うと同時に、行動して良かったと感じています。
レンズを高く売るコツ
売るタイミングを逃さない
新モデル発表前やシーズン前(例:春の入学・卒業シーズン、夏の旅行シーズン)は需要が高まり、買取額が上がる傾向にあります。
付属品を揃える
元箱、レンズフード、キャップ、取扱説明書などを揃えると査定額アップにつながります。
レンズをクリーニングしてから送る
簡単な清掃だけでも見た目の印象が良くなり、評価が上がります。
レンズは「使わない」と思った瞬間が一番の売り時です。
保管しているだけで価値は下がっていくので、まずは無料査定で現在の価格を確認してみましょう。
送料も査定料も無料、キャンセルも可能なのでノーリスクです。
私も実際ここので何度も買取でお世話になっています。
あなたも眠っているレンズがあればぜひ無料査定をしてみるのがおすすめです。