ソニーEマウントの標準ズームといえば、これまで「24-70mm」が事実上の定番でした。しかし、FE 20-70mm F4 Gは、その常識を根底から覆す存在です。
“広角20mmスタート”という異例の設計は、Vlog・風景・建築・スナップ・商品撮影まで、一本でこなせる万能性を大幅に引き上げました。
本記事では、検索上位レビューを分析したうえで、スペック比較・実写性能・使い勝手・競合レンズとの違い・実運用でのメリットと弱点まで、購入判断に必要な情報を網羅的に解説します。
FE 20-70mm F4 Gとは?|このレンズの立ち位置と設計思想

FE 20-70mm F4 Gは、ソニーが「新しい標準ズームの形」として投入したGシリーズレンズです。
コンセプトの核心
- 20mmスタートの超広角ズーム
- 小型・軽量・高画質のバランス設計
- 動画対応を強く意識した操作系
これまでのF4標準ズーム(24-105mm F4 G OSS)は「望遠寄り万能型」でした。一方、本レンズは“広角寄り万能型”、
VlogやYouTube、建築・インテリア撮影、風景、狭い室内での撮影など、現代の撮影スタイルに最適化されています。
基本スペック一覧|まずは数字で全体像を把握
| 項目 | FE 20-70mm F4 G |
|---|---|
| 焦点距離 | 20-70mm |
| 開放F値 | F4通し |
| レンズ構成 | 13群16枚 |
| 絞り羽根 | 9枚円形絞り |
| 最短撮影距離 | 0.25m(W) / 0.3m(T) |
| 最大撮影倍率 | 0.39倍 |
| フィルター径 | 72mm |
| 重量 | 約488g |
| 防塵防滴 | 対応 |
| 手ブレ補正 | 非搭載(ボディ側対応) |
| AF駆動 | XDリニアモーター×2 |
| 絞りリング | あり(クリックON/OFF対応) |
特筆ポイント
- 最大撮影倍率0.39倍は、標準ズームとしては異例の高倍率
- フィルター径72mmでシステム統一しやすい
- 絞りリング搭載で動画操作性が大幅向上
上位競合レンズとの比較|何が“違い”なのか?
検索上位レビューで必ず比較されるのが、以下の2本です。
主な比較対象
- FE 24-105mm F4 G OSS
- FE 24-70mm F4 ZA OSS
スペック比較表
| レンズ | 広角 | 望遠 | 重量 | 手ブレ補正 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| 20-70mm F4 G | 20mm | 70mm | 488g | なし | 広角最強・最新設計 |
| 24-105mm F4 G | 24mm | 105mm | 663g | あり | 望遠万能 |
| 24-70mm F4 ZA | 24mm | 70mm | 426g | あり | 軽量・旧世代設計 |
実用面での違い
20mmの差は、想像以上に大きいです。
室内撮影、Vlogの自撮り、建築撮影では「24mmでは足りないが、20mmなら一歩下がらなくて済む」場面が頻発します。
一方で、70mm止まりなので、ポートレートや運動会、スナップ望遠では24-105mmに軍配が上がります。
画質性能の評価|Gレンズとしての“本気度”

解像力
- 20mm開放F4から中央は非常にシャープ
- 周辺部もF5.6でほぼ均一
- 70mm側もズーム全域で安定
競合レビューでは「GMに迫る解像感」と評価されることも多く、高画素機(α7R V / α1)でも余裕で対応可能です。
色収差・歪曲
- 広角端で歪曲はやや強め
- ただしボディ補正前提設計
- 実写ではほぼ問題にならないレベル
ボケ味
F4ながら、
- 玉ボケは自然で輪郭が硬くなりにくい
- 近接撮影時はしっかり背景が溶ける
「標準ズームの中では、ボケが綺麗な部類」という評価が多く見られます。
AF性能と操作性|動画・静止画の両立設計

XDリニアモーターの実力
- 高速
- 高精度
- 無音
人物・動物・瞳AFともに安定して追従し、Vlog撮影でもフォーカスの迷いがほぼありません。
絞りリング搭載の意味
動画ユーザーにとって最大のメリットはここです。
- クリックON:写真向け
- クリックOFF:動画向け(無段階調整)
露出を自然に変えられるため、屋内外の移動撮影で圧倒的に便利です。
最大撮影倍率0.39倍|“ほぼマクロ”の実用性

このレンズの隠れた強みが近接性能です。
実際にできること
- 商品撮影
- 料理撮影
- デスク周りのガジェット撮影
- 花・小物のクローズアップ
簡易マクロ的な表現が可能で、レビュー系・ブログ運営者・EC撮影との相性は抜群です。
どんな人に向いているレンズか?
特におすすめなユーザー
- YouTuber / Vlogger
- 風景・建築・室内撮影が多い人
- ブログ・EC用の商品撮影をする人
- 軽量ズーム1本で完結したい人
向いていない人
- 望遠を多用する(子どもの運動会・野鳥)
- 強いボケ表現を最優先したい
- 手ブレ補正をレンズ側に求める
風景・建築撮影|このレンズの“真価”が最も発揮される分野

20mmのアドバンテージ
一般的な24mmスタートのズームと比べ、画角差は約20%。
この差は、建築・室内・観光地・狭い路地で明確に効いてきます。
実写評価ポイント
- 画面中央〜周辺までシャープ
- 空や壁面のグラデーションが滑らか
- 高コントラスト部分の色ズレが少ない
三脚使用時の実用性
高画素機との組み合わせでも、
- F8前後で“風景用単焦点並み”の解像感
- パノラマ合成時も周辺の歪みが扱いやすい
建築・インテリア撮影をする人にとって、これ1本で仕事が完結するレベルという評価も多く見られます。
Vlog・動画撮影|“標準ズーム最強クラス”と評価される理由

自撮り時の画角
20mmは、
- 腕を伸ばしただけで上半身+背景が自然に入る
- 広角特有の顔の歪みが24mmより抑えめ
AFの実戦性能
- 歩き撮りでも顔・瞳を安定追従
- フォーカスブリージングが少ない
- ピント移動が非常に滑らか
絞りリング×クリック解除の恩恵
屋内から屋外への移動時、
- 無段階で露出調整
- 映像が“カクッ”と変わらない
これは、YouTubeや案件動画を撮る人にとって、作業効率とクオリティの両方を引き上げる要素です。
商品撮影・ブログ運営|“隠れた神性能”

検索上位記事では軽く触れられる程度ですが、最大撮影倍率0.39倍は、レビュー系ブロガーにとって非常に大きな武器です。
実際にできること
- レンズやガジェットの質感アップ撮影
- 料理の湯気・質感のクローズアップ
- キーボードやアクセサリーのディテール表現
なぜ強いのか?
通常の標準ズーム(0.2〜0.3倍)と比べて、
- 被写体を大きく写せる
- 背景を整理しやすい
- 単焦点マクロを持ち出す頻度が減る
1本で「広角・標準・簡易マクロ」をカバーできる汎用性は、他のF4ズームにはない独自価値です。
ポートレート・スナップ|弱点はここに出る

ボケ量の現実
- F4のため、背景分離は控えめ
- 70mmでも被写体との距離が必要
画質自体は優秀
- 肌のトーンが自然
- 色乗りが柔らかい
- ハイライトの粘りがある
ただし、「ボケ重視なら24-70mm F2.8 GMか、85mm単焦点が必要」というのが、ほぼ全レビュー共通の結論です。
手ブレ補正なし問題|本当に致命的か?
静止画
最近のαシリーズ(α7 IV / α7C II / α7R Vなど)は、
- ボディ内5軸補正が非常に強力
- 1/10秒前後でも安定するケースが多い
動画
- 電子手ブレ補正+アクティブ手ブレ補正でカバー可能
- ただし画角はややクロップされる
広角20mmスタートの余裕が、クロップによる画角減少を実質相殺しているのが、このレンズの設計的な巧みさです。
24-105mm F4 Gからの“買い替え判断ライン”
乗り換えるべき人
- 室内撮影が多い
- Vlog・YouTube運用
- 商品撮影・ブログ運営
- 機材の軽量化を進めたい
残すべき人
- 運動会・旅行で望遠が必要
- 1本完結の万能旅行レンズが欲しい
- レンズ側手ブレ補正を重視
判断の分かれ目
「20mmの広さを仕事や収益に活かせるか?」これが最大の分岐点です。
システム全体で見た“価値”

このレンズの本質は、「レンズ1本減らせること」にあります。
実際の構成例
- 広角ズーム → 不要
- 標準ズーム → 本レンズ
- マクロ → 出番減少
結果として、
- バッグが軽くなる
- レンズ交換が減る
- 撮影テンポが上がる
これは、仕事・旅行・日常撮影すべてにおいて“体験価値”を向上させる要素です。
価格帯と市場ポジション|“F4ズームの上限価格”に位置する理由

FE 20-70mm F4 Gは、一般的なF4標準ズームと比べて明確に高価格帯に位置します。
実売価格は時期やキャンペーンによって変動しますが、「F2.8 GMに近い価格帯」で推移することが多いのが特徴です。
なぜ高いのか?
分析すると、価格の根拠は以下に集約されます。
- 最新Gレンズ設計による高解像性能
- XDリニアモーター×2のAFユニット
- 絞りリング搭載の動画向け設計
- 防塵防滴構造
- 20mmスタートという特殊な光学設計
単なる“F4ズーム”ではなく、「写真と動画のハイブリッド業務用レンズ」という位置付けが価格に反映されています。
コストパフォーマンス分析|本当に“高い買い物”なのか?
単体評価
価格だけを見ると割高に感じますが、
機材構成全体で考えるとコスパは大きく変わります。
レンズ削減効果
例:Vlog・商品撮影・旅行ユーザーの場合
| 従来構成 | 本レンズ導入後 |
|---|---|
| 16-35mm広角ズーム | 不要 |
| 24-70mm標準ズーム | 本レンズ |
| 簡易マクロ | 出番激減 |
結果として、
- 購入レンズ本数が減る
- 持ち運び重量が減る
- 管理コストが下がる
“レンズを1本減らせる価値”を金額換算すると、実質的な割高感はかなり薄れます。
最安値で買う戦略|購入タイミングの考え方

2026年2月現在
https://www.sony.jp/camera/campaign/cb25ff/?s_pid=jp_/ichigan/products/SEL2470GM2/_cb25ff
狙い目タイミング
- ソニー公式キャッシュバックキャンペーン時期
- 決算セール(3月・9月)
- 大型ECセール(Amazonプライムデー、ブラックフライデー)
新品 vs 中古
本レンズは比較的新しいため、
- 中古市場はまだ玉数が少ない
- 価格差が小さい
そのため、保証重視なら新品購入の満足度が高い傾向があります。
タイプ別おすすめ結論|あなたは“買うべきか?”

YouTuber・Vlogger
★★★★★(ほぼ最適解)
- 20mmの自撮り画角
- 無音AF
- 絞りリング
- 軽量設計
→ “撮影効率が上がる=制作本数が増える”という、収益面でのメリットも大きいです。
ブロガー・レビュー運営者
★★★★★(仕事道具として優秀)
- 商品撮影
- 室内撮影
- 作例撮影
→ 簡易マクロ性能と広角性能の両立は、記事の説得力と滞在時間を伸ばす武器になります。
旅行・スナップ派
★★★★☆
- 軽量
- 風景対応力が高い
ただし、望遠不足を感じる場面あり。
ポートレート重視派
★★★☆☆
画質は優秀ですが、ボケ量重視ならF2.8ズームや単焦点が適しています。
初心者
★★★★☆
「最初から長く使える1本」を求めるなら非常に良い選択。
ただし、価格がハードルになる点は注意。
競合レンズとの“最終比較まとめ”
| レンズ | おすすめタイプ | 結論 |
|---|---|---|
| 20-70mm F4 G | 動画・広角重視 | 現代型万能ズーム |
| 24-105mm F4 G | 旅行・望遠重視 | 従来型万能ズーム |
| 24-70mm F2.8 GM | ボケ・仕事用 | 画質最優先 |
“広角×動画×軽量”を重視するなら、本レンズが唯一の選択肢と言えます。
FE 20-70mm F4 Gは、「レンズ選びの迷いを減らすためのレンズ」です。
- 広角に強い
- 軽い
- 画質が高い
- 動画にも強い
- 近接もできる
すべてが“ちょうどいい”バランスで設計されており、
趣味から仕事まで、ステージが変わっても使い続けられる1本として評価されています。
カメラレンズは買うよりレンタル?
失敗しない選び方とおすすめサービス
「気になるレンズがあるけど高くて手が出ない…」
そんな悩みを抱えている方は多いはず。
でも実は、カメラレンズは“購入”よりも“レンタル”のほうが賢いケースがたくさんあるんです。
この記事では、初心者〜中級者の方が失敗せずにレンズをレンタルするためのコツと、おすすめのサービスをご紹介します。
旅行やイベントで「この1本があれば!」という理想のレンズを、もっと身近に楽しみましょう。
なぜカメラレンズはレンタルがお得なのか
高性能レンズは10〜30万円以上するものも多く、大きな負担です。
レンタルなら、必要な期間だけ低価格で利用できるため、
「使う頻度が少ないけど、一度は使ってみたい」という願いも叶えられます。
さらに、購入前にレンタルで試すことで「思ったより重かった」「画角が合わなかった」などの失敗を防げます。
初心者がレンタルで試すべきおすすめレンズ
- 広角ズームレンズ(旅行・風景撮影向け)
→ 広い景色や室内でも迫力のある写真が撮れる - 単焦点レンズ(50mm / F1.8など)(ポートレート向け)
→ 背景を大きくぼかして被写体を引き立てられる - 望遠ズームレンズ(運動会・野鳥撮影向け)
→ 遠くの被写体もくっきり撮影できる
レンタルなら、この3種類を用途に合わせて使い分けられます。
レンタル利用の流れと注意点
多くのレンタルサービスは、以下の流れで利用できます。
- ネットで予約(在庫・貸出日を選択)
- 宅配で受け取り(往復送料無料のサービスも多数)
- 使用後に返却(同梱の返送用伝票で簡単)
注意点としては、破損や紛失時の補償を必ず確認しましょう。
保険が付いているサービスを選ぶと安心です。
初心者におすすめのレンタルサービス
特におすすめはAPEXレンタル。
筆者も何度もお世話になっています。
- 最短当日発送
- 往復送料無料
- 初心者にもわかりやすい商品説明
- 保険付きで安心
「買う前に試す」「旅行だけ借りる」どちらのニーズにも応えてくれます。
まとめ
カメラレンズのレンタルは、
- 高価なレンズを低コストで試せる
- 用途に合わせて複数のレンズを使い分けられる
- 失敗しないレンズ選びができる
というメリットがあります。
これからレンズ選びを始める方も、まずはレンタルからスタートしてみましょう。
どうしても新しいレンズが欲しい場合
自宅に使っていないレンズが眠っていませんか?
特に人気メーカー(Sony、Canon、Nikon、SIGMA、TAMRONなど)のレンズは、中古市場でも需要が高く、状態が良ければ高価買取が狙えます。
使用感があっても、希少モデルや人気焦点距離のレンズは意外な値段がつくことも。
昔は店舗に持ち込むしか方法がありませんでしたが、今は宅配買取が主流。
申し込み後に送られてくる無料の梱包キットにレンズを入れて送るだけ。
査定結果はメールや電話で確認でき、納得すればそのまま振込が行われます。
ほとんどのサービスでは無料査定に対応。
見積もり額が気に入らなければ無料で返送してくれるので、損をするリスクがありません。
私は数年前に購入した単焦点レンズをほとんど使わずに保管していました。
新しいズームレンズを購入したことで出番がなくなり、「いつか使うかも…」と先延ばしにしていたのです。
しかし、調べてみるとそのレンズの買取相場は少しずつ下がっており、発売から3年以内の今が売り時だと判断。
ネットで見つけたカメラ買取おすすめランキング上位の宅配買取サービスを利用しました。
結果、予想より1万円以上高い査定額が提示され、そのまま売却。入金も翌日には完了し、その資金で新しいミラーレス用レンズを購入できました。
「もっと早くやっていれば、さらに高く売れたかも…」と思うと同時に、行動して良かったと感じています。
レンズを高く売るコツ
売るタイミングを逃さない
新モデル発表前やシーズン前(例:春の入学・卒業シーズン、夏の旅行シーズン)は需要が高まり、買取額が上がる傾向にあります。
付属品を揃える
元箱、レンズフード、キャップ、取扱説明書などを揃えると査定額アップにつながります。
レンズをクリーニングしてから送る
簡単な清掃だけでも見た目の印象が良くなり、評価が上がります。
レンズは「使わない」と思った瞬間が一番の売り時です。
保管しているだけで価値は下がっていくので、まずは無料査定で現在の価格を確認してみましょう。
送料も査定料も無料、キャンセルも可能なのでノーリスクです。
私も実際ここので何度も買取でお世話になっています。
あなたも眠っているレンズがあればぜひ無料査定をしてみるのがおすすめです。