風景撮影からイベント、ドキュメンタリー、さらには動画撮影に至るまで、広角ズームレンズに求められる性能はますます高度化しています。
そんな中、ソニーが2023年に満を持して発売したのが「FE 16-35mm F2.8 GM II」。
初代モデルから大幅な進化を遂げたこのレンズは、プロフェッショナルからハイアマチュアまで、幅広いユーザーに支持されています。
FE 16-35mm F2.8 GM IIの概要と進化点

前モデルからの主な改良点
1. 約20%の軽量化
FE 16-35mm F2.8 GM IIは約547g。初代モデルよりも約133g軽く、手持ちやジンバルと組み合わせた撮影でも疲労が軽減されます。
プロ用広角ズームにおいてこの軽量化は革命的ともいえます。
2. 操作性の改善
- 絞りリング搭載:任意でクリック音のオン・オフが可能
- カスタマイズ可能なフォーカスホールドボタンを2か所に配置
- ズームリング・フォーカスリングのトルク応答性も飛躍的に向上
3. 強化されたAF性能
- リニアモーターを4基搭載。高速かつ静粛なAFを実現。
- 動画撮影でもフォーカスブリージングが極限まで抑制。
従来広角ズームにありがちだった"端寄りの描写の甘さ"が著しく改善されており、16mm側でも画面の四隅までシャープな描写が得られます。
これは建築写真やスチルでの商業用途において競合を凌駕する重要なポイントです。
実写から見える光学性能の真価

公式MTF曲線やフィールドテストでも証明された描写性能は、以下の点で高評価を得ています。
- 中心から周辺までの圧倒的な解像度
- 逆光耐性の強さ(ナノARコーティングII採用)
- 色収差と歪曲の徹底した排除
動画撮影における評価ポイント

動画制作者にとっても、本レンズは多くの利点を提供します。
✔ AFモーター音の静粛性
✔ インタビュー撮影でマイクにノイズが入らない
✔ フォーカスブリージングを99%除去(補正対応あり)
✔ スムーズなマニュアルフォーカス操作(リニアレスポンスMF)
加えて、Sony α7S IIIやFX3など、ソニーの動画撮影向けボディとの親和性が高く、S-CinetoneやLog収録にも安心して使用できます。
実利用シナリオでの使い勝手

実際にこのレンズが活躍するシーンを下記に整理します
📷 風景写真:フレアに強く、ディテール再現重視の撮影に最適
📷 建築・インテリア:縦横の直線が正確に描写され、商業用途でも重宝
🎥 VLOG・YouTube撮影:軽さと静粛性が武器。長時間の手持ちにも対応
🎞 ドキュメンタリー:耐環境性能(防塵・防滴)が心強く、過酷な現場に強い
競合製品との比較

同クラスの他メーカー製品と比較して、FE 16-35mm F2.8 GM IIは以下のような優位性を持ちます
- 重量:最軽量クラス。小型のαボディとのバランスが秀逸
- 解像力:MTF曲線でも全域にわたり優れる
- AF:静穏・高速性ともにトップクラス
- 実売価格:約32〜36万円。価格対効果良好と評価される
購入を検討すべきユーザー層

✅ プロフェッショナルフォトグラファー
✅ 動画制作者(YouTuber、映像ディレクター)
✅ アドバンスドアマチュア
✅ 軽快さも画質も妥協したくないトラベラー
この一本があれば、多くのシーンでレンズ交換の必要すら感じない、まさに“オールインワンな広角ズーム”といえます。
まとめ:FE 16-35mm F2.8 GM IIは「攻めのレンズ」

FE 16-35mm F2.8 GM IIは、「小型化と高性能化の両立」という矛盾に真っ向から挑み、その答えを見事に実現したソニーのレンズ設計の結晶です。
単なる進化ではなく、多用途に対応する万能性、そして仕事道具としての信頼性まで兼ね備えた、まさに“プロの現場におけるマストアイテム”。
写真も撮る、動画も撮る。さらに軽快に持ち出したい。
そんな欲張りなクリエイターに、間違いなく推せる一本です。
カメラレンズは買うよりレンタル?
失敗しない選び方とおすすめサービス

「気になるレンズがあるけど高くて手が出ない…」
そんな悩みを抱えている方は多いはず。
でも実は、カメラレンズは“購入”よりも“レンタル”のほうが賢いケースがたくさんあるんです。
この記事では、初心者〜中級者の方が失敗せずにレンズをレンタルするためのコツと、おすすめのサービスをご紹介します。
旅行やイベントで「この1本があれば!」という理想のレンズを、もっと身近に楽しみましょう。
なぜカメラレンズはレンタルがお得なのか
高性能レンズは10〜30万円以上するものも多く、大きな負担です。
レンタルなら、必要な期間だけ低価格で利用できるため、
「使う頻度が少ないけど、一度は使ってみたい」という願いも叶えられます。
さらに、購入前にレンタルで試すことで「思ったより重かった」「画角が合わなかった」などの失敗を防げます。
初心者がレンタルで試すべきおすすめレンズ
- 広角ズームレンズ(旅行・風景撮影向け)
→ 広い景色や室内でも迫力のある写真が撮れる - 単焦点レンズ(50mm / F1.8など)(ポートレート向け)
→ 背景を大きくぼかして被写体を引き立てられる - 望遠ズームレンズ(運動会・野鳥撮影向け)
→ 遠くの被写体もくっきり撮影できる
レンタルなら、この3種類を用途に合わせて使い分けられます。
レンタル利用の流れと注意点
多くのレンタルサービスは、以下の流れで利用できます。
- ネットで予約(在庫・貸出日を選択)
- 宅配で受け取り(往復送料無料のサービスも多数)
- 使用後に返却(同梱の返送用伝票で簡単)
注意点としては、破損や紛失時の補償を必ず確認しましょう。
保険が付いているサービスを選ぶと安心です。
初心者におすすめのレンタルサービス
特におすすめはAPEXレンタル。
筆者も何度もお世話になっています。
- 最短当日発送
- 往復送料無料
- 初心者にもわかりやすい商品説明
- 保険付きで安心
「買う前に試す」「旅行だけ借りる」どちらのニーズにも応えてくれます。
まとめ
カメラレンズのレンタルは、
- 高価なレンズを低コストで試せる
- 用途に合わせて複数のレンズを使い分けられる
- 失敗しないレンズ選びができる
というメリットがあります。
これからレンズ選びを始める方も、まずはレンタルからスタートしてみましょう。

どうしても新しいレンズが欲しい場合
自宅に使っていないレンズが眠っていませんか?
特に人気メーカー(Sony、Canon、Nikon、SIGMA、TAMRONなど)のレンズは、中古市場でも需要が高く、状態が良ければ高価買取が狙えます。
使用感があっても、希少モデルや人気焦点距離のレンズは意外な値段がつくことも。
昔は店舗に持ち込むしか方法がありませんでしたが、今は宅配買取が主流。
申し込み後に送られてくる無料の梱包キットにレンズを入れて送るだけ。
査定結果はメールや電話で確認でき、納得すればそのまま振込が行われます。
ほとんどのサービスでは無料査定に対応。
見積もり額が気に入らなければ無料で返送してくれるので、損をするリスクがありません。
私は数年前に購入した単焦点レンズをほとんど使わずに保管していました。
新しいズームレンズを購入したことで出番がなくなり、「いつか使うかも…」と先延ばしにしていたのです。
しかし、調べてみるとそのレンズの買取相場は少しずつ下がっており、発売から3年以内の今が売り時だと判断。
ネットで見つけたカメラ買取おすすめランキング上位の宅配買取サービスを利用しました。
結果、予想より1万円以上高い査定額が提示され、そのまま売却。入金も翌日には完了し、その資金で新しいミラーレス用レンズを購入できました。
「もっと早くやっていれば、さらに高く売れたかも…」と思うと同時に、行動して良かったと感じています。
レンズを高く売るコツ
売るタイミングを逃さない
新モデル発表前やシーズン前(例:春の入学・卒業シーズン、夏の旅行シーズン)は需要が高まり、買取額が上がる傾向にあります。
付属品を揃える
元箱、レンズフード、キャップ、取扱説明書などを揃えると査定額アップにつながります。
レンズをクリーニングしてから送る
簡単な清掃だけでも見た目の印象が良くなり、評価が上がります。
レンズは「使わない」と思った瞬間が一番の売り時です。
保管しているだけで価値は下がっていくので、まずは無料査定で現在の価格を確認してみましょう。
送料も査定料も無料、キャンセルも可能なのでノーリスクです。
私も実際ここので何度も買取でお世話になっています。
あなたも眠っているレンズがあればぜひ無料査定をしてみるのがおすすめです。
